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県民共済だけで足りる?40代パート主婦が考える「民間保険」との賢い組み合わせかた

結論からいうと、県民共済だけでも最低限の備えは可能ですが、短期入院や老後の保障を考えると不足を感じるケースもあります。特に40代扶養内パート主婦は、入院時の急な出費や収入減少に備える工夫が必要です。

母のケガで気づいた、保険の重み。

先日、70代のわたしの母が転倒してケガをしました。

医師からは、入院をすすめられましたが、母は「通院で大丈夫」と入院を強く拒みました。

高齢だから入院が不安なのかもしれない。

けれど、もしかすると入院費への心配もあったのではないか。

―そんな思いが頭をよぎりました。

父の退職を機に、母の保険は民間保険から県民共済に切り替えていました。

「掛金が安いから」という理由でした。

確かに、県民共済は家計にやさしい制度です。

割戻金もあり、毎月の負担は抑えられます。

けれど、もし入院になったら?

短期入院でも自己負担が発生する現実を前に、私はふと考えました。

県民共済だけで、本当に足りるのだろうか?

そして同時に思ったのです。

もし自分が母と同じような状況になってしまったら……。

入院中のパート代、家族の食費、突発的な出費。

今の保障で、本当に家計は守れるのだろうか。

今回は、県民共済の良さを活かしつつ、40代パート主婦に足りない1ピースをどう補うかを整理していきます。

目次

70代と40代では違う?県民共済だけで足りるかを考える

母の年齢(70代)だと、県民共済の保障額は現役時代に比べてかなりコンパクトになっています。

1.70代が県民共済を選ぶ理由と現実

70代の親世代にとって、年金から月々の掛金を払うには県民共済は安くて安心です。

しかし、注意しておきたい点もあります。

・保障の減少

 多くの共済では、60歳以降に保障額が段階的に減額される仕組みになっています。

 

・貯蓄の不安

 すべての人が潤沢な老後資金を持っているわけではありません。

 むしろ、物価高や年金の減少で貯金を切り崩したくないと切実に願っている方が多いのが現実です。

・入院拒否の心理

 母が入院を拒んだのは、ただ病院が嫌いだったからではないかもしれません。

 保障が少ないから、入院したらわたし(子ども)にお金で迷惑をかけるかもという親心ゆえの不安。

70代にとって、県民共済はベースにはなりますが、貯蓄が少ない場合は、お金の不安が治療の選択に影響する可能性も否定できません。

2.40代パート主婦が今から備えるべき理由

一方、そんな母の姿を見ている40代の私たちは、今からどう備えるべきでしょうか。

・貯金がないからこその戦略

 私たち世代も、教育費や住宅ローンで貯蓄が十分でないことが多いですよね。

 だからこそ、入院という突発的な出費を貯金だけで対応しようとすると、

 想定外の出費が重なった場合に負担が大きくなる可能性があります。

・パート代の身代わり

 私たちが倒れたとき、最も困るのは収入が止まることと余計な出費(家事代行や外食)が増えることです。

・40代の特権

 民間の入院一時金をトッピングしておけば、入院時に設定した一時金が給付されるタイプの商品もあります。まとまった一時金があれば、急な出費による家計への影響を抑えやすくなります。

貯蓄が十分でない私たち現役世代こそ、日数の短い入院でも、給付条件を確認したうえで備えておくことが大切です。それが自分と家族を支える方法だと思うのです。

「母とおなじように共済だけでいいのかな?」

そう考えたとき、わたしが見落としていた県民共済の仕組みとパート主婦のリスクが見えてきました。

県民共済のメリットー掛金が安く割戻金もある安心感

東京都は都民共済、大阪府・京都府は府民共済と呼び名が変わりますが、仕組みは似ています。

※今回は福岡県民共済を参考にしています。

メリットとは?

・掛金が安く、年齢が上がっても一律

・割戻金による実質負担の軽さ

・加入手続きがシンプル

・簡単なプランでわかりやすい

2024年度の実績では、払った掛金の25.54%(福岡県実績)が戻ってきています。

実質的な負担は、割戻金分を差し引くと軽減されます。

しかし、この安さには40代主婦が直面するリスクに対応しきれない側面もあります。

県民共済のデメリット3つー短期入院・老後保障・カスタマイズ性の盲点

デメリット① 短期入院では給付金が少ないケースも

(公財)生命保険文化センター 生活保障調査2022年度の調査によると、7日以内の入院が全体の約半数を占めています。入院日数の短期化がいまのリアルです。

共済の仕組みは、基本的に入院した日数×5,000円といった日額保障がメインです。

長く入院する時には心強いですが、3日や5日の短期入院だと、もらえる額はわずかです。

しかし、入院すると自分の治療費以外にもお金がかかりますよね……。

・急いで用意したパジャマやタオル代

・家族が買うお惣菜や外食代

・休んだパート代

この最初にでていくお金をカバーするなら、入院時に設定した一時金が給付されるタイプの商品もあり、いまのわたしの働き方にはあっていると感じました。

デメリット➁ 60歳以降は保障が段階的に減る仕組み

・掛金が変わらない代わりに、60歳、65歳と年齢が上がるにつれ、保障額が段階的にさがっていきます。

・一生涯の保障(終身保障)ではありません。多くの共済は80歳や85歳で保障が終了します。

※福岡県民共済

病気のリスクが高まる老後に保障が薄くなるのは、一生涯の安心を求めるなら少し心もとない点です。

「持病はあっても60歳まで、そんな大きな病気もなかった。あと少しの人生大丈夫だろう。それよりも毎月安くて最低限保障があれば大丈夫」というのが母が県民共済を選択した理由。

しかし、実際は70歳を過ぎてケガをして、入院に金銭的なことを考えてしまう事態。

私の職場の60歳を超えているパートさんからも、今入っている保険を県民共済に切り替えようか迷っていると相談をうけたところでした。しかし気になっているのが、日額保障しかないことだったようです。

日額だけだと、短い入院のときは手出しになっちゃうのが心配ですよね。

デメリット➂ 保障内容を自由に調整しにくい

・オーダーメイドの保障をつくりにくいのがデメリットです。

※県民共済も医療特約で追加はできます。

⁺特約コースでは月1,000円で入院一時金(2万円)を付加できます。

※福岡県民共済を参考にしています

しかし、入院一時金の金額はこの20,000コースのみなのでカスタマイズの幅はひろがりません。

がん保障だけを極厚にする、入院一時金を1万円上乗せするといった、個々の働き方や不安に合わせた微調整が難しいです。

民間保険は主婦のわがままをピンポイントで守る

共済だけ、民間保険だけとはっきりわけてしまうと選択肢は少なくなり、保障も偏る可能性があります。足りない部分を片方で補うというふうに視点をかえると、選択肢は広がります。

特に、民間の保険が強いのは「入院一時金」の自由度です。

【たとえば、入院した時に10万円】

 日帰りや短期入院でも一時金が給付される商品もあります。

【使い道が自由】

 この10万円があれば、入院準備のパジャマを買い、不在中の夫と子どもの夕食代を確保し、減ってしまうパート代を補填できます。

全てを民間にする必要はありません。

入院一時金という特約だけを、民間保険で追加する選択肢もあることを知っておいてください。

【比較表】県民共済と民間医療保険の違い

県民共済
(総合保障)
民間の医療保険
(一時金重視)
短期入院
(5日)
2.5万円
(日額5,000円の場合)
10万円~
(一時金設定時)
老後の保障段階的に減少・終了あり一生涯(終身)が可能
カスタマイズ決まったセットのみ一時金に手厚いプラン
割戻金あり
(福岡なら約25%)
なし
(その分保障が固定)

県民共済と民間保険は併用できる?40代主婦のいいとこ取りプラン

共済をやめて高い保険に入るのは、家計的にちょっと抵抗がありますよね。

そこでたどり着いたのが、共済を続けながら、足りないところだけ民間の安いプランを足すという方法です。

項目県民共済民間医療保険
掛金比較的安い商品により差がある
割戻金あり原則なし
短期入院日額給付が中心一時金型も選べる
老後保障減額・満期ありの商品が多い終身型もある
柔軟性セット型中心特約で調整可能

ベースは県民共済、補強は入院一時金

・【ベース】県民共済:安い掛金で、死亡保障と入院日額を最低限キープ。

・【 補強 】民間保険:入院一時金10万円のプランを1つ追加

短期入院と長期入院の考え方の違い

1.短期入院なら民間の一時金で「家計の赤字」をブロック

2.長期入院なら共済の日額給付で「削り続ける貯金」をサポート

働き方や家計状況によっては、保障内容が十分か確認しておくことも大切です。

大切なのは、もし明日入院したら、通帳からいくら消えるか?をリアルに想像してみることです。

あなたの今を守るために

70代の母のケガをきっかけに見えてきたのは、保険は年齢や働き方に合わせて着替えるものだということでした。

母にとっての県民共済が長年の安心を守るお守りであるように、今の私、つまり扶養内パートで家計を支える40代には、短期入院の赤字をパッと埋めてくれる民間の一時金が心強い選択肢の一つだと感じました。

大切なのは、どっちがいいのかの二択ではなく、今の自分の生活を、一番効率よく守れる組み合わせはどれか?を考えることです。

ライフステージに合わせて柔軟にいいとこ取りをしていけばいい。

わたしはそう思っています。

でも、数ある保険の中からわたしにとっての正解を見つけるのは、家事や仕事で忙しいわたしたち主婦には、少し荷が重いですよね。

自分だけで判断が難しい場合は、複数の商品を比較できる無料相談サービスを活用する方法もあります。

「万が一入院しても、家計への影響は限定的だ」と思える状態を目指したいですね。

※記事内の割戻金や保障内容は2024年現在の福岡県民共済の事例であり、お住いの地域や加入時期により異なります。

※本記事は、一般的な情報提供を目的としています。保障内容や給付条件は商品・契約内容により異なりますので、必ず最新のパンフレット等をご確認ください。

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